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園長ブログ

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3月19日 修了式

2024-03-19
 残念ながら7名の子がお休みしましたが、本日をもちまして、令和5年度の保育が終了しました。保護者の皆様のご理解・ご協力に深く感謝いたします。
 「親子だから許される」とか「親子だから親の気持ちを子どもはわかってくれるはずだ」といった思い違いが、DVや育児放棄に繋がったり、子どもの気持ちを無視した親の身勝手な子育てに繋がったりします。いつだって子どもが被害者です。親子でも家族でも、一人一人が別の感情をもった他人と考えることが時には必要です。ここを出発点に共同生活を重ねながら温かな感情を交流させていくことで、親子の情愛が結ばれていくものでしょう。子どもが生まれた瞬間にできた親子関係は、まだまだ薄っぺらです。それを時間を掛けながら大切に太く強く育てていく過程こそが本物の親子になるための時間です。お子さんの幼稚園時代は、親子が本物の親子になるための大切な時間です。とねがわ幼稚園の保護者の皆様から、そのことを教えていただきました。
①修了式「がんばったことの発表」。これまで年長児の役割でした。いよいよバトンタッチの迫った今、この6名がまず最初の責任を果たしました。どの子もしっかりと前を見て、堂々と頭の中でまとめてきた言葉を、紙切れを見ずに最後まで発表することができました。
②修了式。ぽっかりとホールに開いた空間は、先週まで年長児がいた場所。今は大きな大きな空白です。改めて年長児の大きさを実感しました。
③「今日の帰りのバスは3人だけ!」

<お知らせ>
○来年度の年間行事計画は、明後日、コミュなびで配信いたします。先日お知らせした新年度の役員決めの文書では、運動会が10月5日(土)となっていましたが、保護者の方から町内の全ての小学校が同日に運動会を実施する旨を教えていただきました。小学校にお子さんのいらっしゃる保護者の皆様も多いことから、認定こども園とねがわ幼稚園の令和6年度運動会は10月12日(土)に実施するよう変更しました。詳しくは年間行事計画をご覧下さい。

○今、企業ではコンプライアンス、ガバナンス…といった危機管理に関する言葉が盛んに使われています。横文字が伝えたい中身については私には難しすぎますが、「誰もが生きやすい社会」「誰もが働きやすい職場」ということなんだと勝手に理解しています。本園では、来年度から男性保育教諭を採用します。これまで保育は女性の職場で会ったことから、男性の保育者に違和感をお持ちになる方もいらっしゃるかもしれません。でも、「保育は人なり」です。人が人に影響を与える保育の現場では、男・女という性差より大切なのは人間性です。そういう職員を採用したと自負しています。男性職員の入職に関して職員とも議論を尽くしました。どの職員も「自分と違う価値観を認め、そして共に保育を作っていきたい」との共通理解を得ました。来年度、安心してお任せ下さい。

○近々令和5年2学期の「今日の保育から」をサーバーから削除します。

○園長ブログは本日をもってしばらくお休みします。つたない文書を楽しみに読んで下さった保護者の皆様、長野県にお住まいの○○ちゃんのおばあさま、東京にお住まいの○○ちゃんのおばあさま、ありがとうございました。

3月18日

2024-03-18
 登園する子どもを乗せてくるバスも、降園する子とも達を乗せたバスも、いつもよりも早く園に到着します。年長児がいないからです。淋しさを感じた一日でした。
 今日のお休みは10名。コロナウイルス陽性2名、インフルエンザB型1名との連絡がありました。まだまだ感染症への備えは必要のようです。インフルエンザにより学級閉鎖となっている近隣の小学校もあります。
  先日、本を読んでいたら『ゆうずつ』という言葉に出会いました。『ゆうずつ』とは、小学校の理科の教科書に出ていた『金星』のことでした。『金星』は太陽、月についで明るく、地球の隣にあり、地球に最も近い惑星と教えてもらいました。子どもの頃、遊び呆けて家に帰る父親の背中でひときわ明るく輝く星を見つけると「『一番星』みつけた」とはしゃいだものです。後々その星が『金星』であることを知りました。国語の教科書に出ていた『明けの明星』『宵の明星』という言葉と『金星』が同じものであることを知ったのは中学生の時でした。たった一つの星『金星』だけれど、たくさんの名前がついています。『ゆうずつ』という言葉の意味を知る中で、とねがわ幼稚園の子ども達のことを思い出しました。子ども一人一人が違うように、子ども一人の中にもいろいろな子(自分)がいるはずです。でも私は私に都合のよい姿を一つだけ見つけ、それをその子らしさと勝手に認識していました。でも、『ゆうずつ』という言葉を知ると、子ども一人一人を理解すると言うことは、子どもの中にあるたくさんのその子らしらを見つけてあげることなんじゃないかと考えるようになりました。
 今年度も、子ども達はたくさんの出会いがありました。出会いの数だけ、子ども達は心を豊かにしてくたと信じます。サンタクロース、鬼、火の神、ピヨピヨ先生、ボーボー先生、レストランとねのオーナーシェフ…。どれだけ覚えていてくれるかしら。
 いよいよ令和5年度も明日を残すだけとなりました。1年間で心も体も頭も成長した子ども達。来年度はどんな姿を見せてくれることでしょう。
 ①サクランボの花は満開です。青空を背に咲き誇っていました。
 ②③ちゅうりっぷ組、年少さんが植えた球根が花を付けました。あちらこちらに春がいっぱい。Spring has come!

3月16日 卒園式

2024-03-16
 私にとって、とても思い出に残る卒園式でした。子どもが良い、保護者が良い、天気が良いと3拍子揃った卒園式でした。多くの保護者の皆さんのご協力により、全てが滞りなく行われました。深く感謝いたします。
 ★川島町商工会議所のご協力により設置した「修了証書パネル」でたくさんの皆様に記念写真を撮っていただきました。埼玉新聞社の記者の方が取材にいらっしゃっていたので、もしかすると新聞に掲載されるかもしれません。
 ①心が豊かになったこと、自分で考えて行動できるようになったこと、かしこくなったこと、集団生活の中で見せる愛すべき人柄などを、「成長」という視点で切り取って、保護者の皆様に端的に示すことはなかなか難しく、ついうっかり「成長しましたね」と言うにとどめ、そのことについては大いに反省しています。卒園式前日、卒園準備委員の皆様からいただいた園長アルバムをめくっていると、入園した当時のまだあどけなさの残る小さな子どもの姿を見つけました。卒園する子ども達の幼稚園生活のstart、原点の姿でした。その時、「身長」という目に見える成長なら、親御さんにお知らせできると思い立ちました。身体測定の記録をめくり、入園当初と卒園間近の身長をノートに書き写し、(老化防止のために)頭で引き算しました。一人一人の違いがあるにしてもどの子も、大きく背を伸ばしていました。健康でこうして大きくなったのはご家庭の愛があってのこと。子ども達はこれからも、ぐんぐん身長を伸ばし、いつかは親御さんを越してしまう日もあるかもしれませんね。
 ②「園便りを綴じるのを楽しみにしています」と嬉しい感想を伝えてくださった保護者の方と出会いました。その時、6年前の園便り(新米園長の時分)で、「運動会の準備で、職員から『園長先生、延長コード!』とジョークを言われたことから、園長の役目はなんだろう? 探し続けたい」と書いたことを思い出しました。そして、今日の卒園式で、たくさんの保護者の皆様とお話しする中で、私なりのはっきりした解答を見つけることができました。まさに私の理想の園長は、職員のジョークの通り『延長コード』だったのです。子どもと幼稚園を繋ぐ延長コード、保護者と幼稚園を繋ぐ延長コード、職員と職員を繋ぐ延長コード、幼稚園と地域を繋ぐ延長コードであったと。もとより力不足でその役を全て果たすことはできませんでしたが、これこそ私が探し求めていた「笛木流 園長の心得」でした。6年かかってやっと見つけることができました。今日出会った保護者の皆様のおかげです。
 ③昨日、ちゅうりっぷ組の子が「園長先生」とお手紙を手渡してくれました。開くと私が描いてありました。相変わらず髪の毛は薄いけれど、その薄さ具合が絶妙でした。笑顔のこの絵をとても気に入りました。これまでずっと職員が描いてくれた絵をシンボルとして使ってきましたが、これからはこの絵を私のシンボルとしたいと思います。

3月15日 卒園式前日

2024-03-15
 先日、本を読んでいたとき、『かなしい』という言葉に出会いました。すぐに思いつくのは『悲しい』ですが、書かれていたのは『愛(かな)しい』という言葉でした。『悲しい』は心が痛んで泣けてくるような気持ちを表しますが、『愛(かな)しい』は、『切なくなるほど、大切で可愛い』という意味なのだそうです。明日の卒園式は、切なくなるほど大切で可愛らしいお子さんを、もう一度確かめる節目なのだと教えてもらったような気がします。悲しい気持ちと愛(かな)しい気持ちが一緒に混じる卒園式は、心が動かされるのでしょう。卒園する子ども達と過ごした一日一日は、私にとって掛け替えのない日々でした。
 先日、保護者の方と話していたときのことです。長野に住む義理のお母様が、私のブログをよくご覧になってくださっているとのことで感激しています。その義理のお母様が「こういう文章を書く園長先生はどんな顔?」と娘さん(お母様)にお聞きになったとのこと。私は、写真を撮るのは好きですが、撮られるのはどうも苦手です。ごめんなさい。でも、とてもお見せできるものではありません。どうぞお好きな俳優を思い浮かべて、私の顔を勘違いしてくださるとありがたいです。
 本日、卒園準備委員の皆様から一冊のアルバムをいただきました。3年間の子ども達の姿がびっしりと並び、子ども達一人一人からのメッセージも添えてありました。一枚一枚の写真には一つ一つの思い出があり、ドラマがありました。戻れない日々に目頭が熱くなります。また一つとっても大切な宝物が増えました。たくさんの皆様のお心に深く感謝いたします。ありがとうございました。なお、卒園式会場入口にバラの花束と共に飾らせていただきましたので、お手にとってご覧下さい。
 ①「最後の登園を親子で来ました」と。しっかり握られた手と手に親子の絆の強さを感じます。明日、卒園式でもお待ちしています。
 ②バス乗務の終わった運転手さんから「園長先生、お母様からお手紙をいただきました」と見せていただきました。温かなお言葉に、園長としても感激いたしました。また改めて責任の重さを痛感しました。
 ③一年間、たくさんの荷物が置かれていた年長さんの教室のロッカー。今日は全ての荷物を持ち帰り、すっかり空っぽになりました。

3月14日

2024-03-14
 春の陽気になりました。風の無い穏やかな日差しに誘われて、多くの子ども達が園庭遊びを楽しみました。今日のお休みは5名(内1名が新たなインフルエンザ)となりました。でも、早退した子が2名。全員が笑顔で揃うには、まだ時間がかかりそうです。
 この年になるには、色々なことがありました。喧嘩をしたり、人を嫌いになったり、いがみ合ったり、にくしみあったり…。そんな経験をしてきた今、若い頃と違い、後に引きずることなく相手のことを許せるようになりました。許した分だけ、自分の中から怒りや恨み、ストレスというものが剥がれ落ちて、解放された気になります。年を重ねると言うことは、できなくなることが増えるだけでなく、年をとる効用もあるようです。
 今日の最後の体操の長縄の記録です。ふじ組162回(新記録) きく組68回(新記録は71回) あやめ205回(新記録)。長縄に入ることさえできなかった子ども達が伸び伸びと、自信たっぷりに跳んでいる姿を見るのは気持ちがよいものです。小学校でも自信をもって跳び続けて欲しいと願います。
 どのクラスでも最後の大掃除を行いました。雑巾絞りもずいぶん上達しています。隅っこを熱心に掃除する子、ロッカーの中に頭を突っ込み掃除をする子、教室から荷物を運び出す子…と今日も一生懸命な子どもたちの姿がたくさんありました。
 ①ちゅうりっぷ組、年少組はよい天気に誘われて園庭で最後の給食を食べました。
 ②昨日まで堅いつぼみだったサクランボの花が咲きました。開花宣言です。
 ③年長児が作った生活発表会の看板が、形を変えて卒園式に掲示されます。保護者の皆様は見つけることができるでしょうか。卒園式まで、「あと2日」もう二度と戻れぬ日が、今日も一つ終わりました。
学校法人利根川学園
とねがわ幼稚園

〒350-0165
埼玉県比企郡川島町大字中山1733-2
TEL.049-297-3000
FAX.049-297-3449
幼稚園概要
・昭和52年創立
・冷暖房完備
・預かり保育あり
・送迎バス2台運行
・敷地2513㎡

■ 預かり保育
■ 課外教室
■ 未就園児教室
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